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慶良間の自然・文化守る 国立公園10周年 記念催し盛況、海岸清掃も


慶良間の自然・文化守る 国立公園10周年 記念催し盛況、海岸清掃も ビーチクリーン活動を行う参加者=3月17日、阿波連ビーチ
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 【渡嘉敷】慶良間諸島国立公園指定10周年記念イベント(渡嘉敷村商工会、チームケラマ、渡嘉敷村観光協会共催)が3月16、17の両日、渡嘉敷村の阿波連ビーチ、同キャンプ場多目的広場で開かれた。

 2014年3月5日(サンゴの日)に全国で31番目の国立公園に指定されてから10年の節目を祝い、島の優れた自然の風景地を保護するとともにさらなる利用促進を図ろうと開催された。

 16日夕の音楽イベントには村内外から250人余が訪れた。スペシャルゲストで招かれた渡嘉敷村観光大使で第10代「体操のお兄さん」こと佐藤弘道さんの渡嘉敷島体操や、ロックギタリストのJUONさんの音楽ライブ、慶良間太鼓(慶良間太鼓同志会)、エイサー(村青年会)、フラダンスなどの多彩な演舞や出店もあり盛況だった。那覇市の「ジュニアジャズオーケストラおきなわ」も特別出演しイベントを盛り上げた。

 金城夢さん(15)=那覇市=は「きれいな海や慶良間太鼓に感動した」と声を弾ませた。

佐藤弘道さんと渡嘉敷島体操をする参加者=3月16日、渡嘉敷村阿波連キャンプ場多目的広場

 17日は午前11時から「慶良間はひとつ」を合言葉に慶良間諸島全島一斉ビーチクリーン活動が行われ100人余が参加。海洋ごみについて環境省の座学トークショーや阿波連ビーチの漂着ごみ拾い、清掃活動を通して島の美しい自然環境を守っていこうと誓い合った。

 横浜FMの石原文雄さんと、横浜中華街や湘南海岸などのごみ拾い活動を行っている、中華街公式ホームページプロガーのMAYAさんは「渡嘉敷島のきれいな海が見たくて訪れた。ビーチや島全体にごみが少なく島の海、山並み、青い空に心が洗われる思いだ。また来ます」と声を弾ませた。

(米田英明通信員)