5月12日に開催される第120回春の全島闘牛大会(一般社団法人県闘牛組合連合会主催、琉球新報社共催)の組み合わせが10日、うるま市の舞天館で各闘牛組合長や牛主、多くの関係者が出席し発表された。開催場所はうるま市の石川多目的ドーム、対戦開始は午後1時。全島一(優勝旗争奪戦)、中量級(優勝旗決定戦)、軽量級(優勝旗争奪戦)の三大タイトルマッチをはじめ、沖縄全県から集められた選りすぐりの精鋭牛や猛牛達が名を連ねる闘牛ファン必見の好番付となった。
6日に関係者立ち合いのもと行われた中量級(950キロ以下)、軽量級(850キロ以下)の体重測定では各王者、挑戦牛ともに異常なしと報告された。
全島一優勝旗争奪戦は、昨年の秋の全島闘牛大会でバブルとの決定戦を制して初のタイトルを手に入れ沖縄闘牛界の頂点に立った新力Babyに県内随一の巨漢牛・貴花大獣王(たかはなだいじゅうおう)が2年半ぶり2回目の王座奪取に挑む。
中量級優勝旗は、昨年秋の全島闘牛大会でやむを得ない理由からタイトルマッチが取り消しとなり決定戦という運びになった。13戦全勝、安定的な強さの黒獣王(くろじゅうおう)と鋭いガン角から繰り出すワリ技を得意とする二代目武捷龍(ぶしょうりゅう)が激突する。
軽量級優勝旗争奪戦は、今年1月新春南部大闘牛大会で彪獣王(とらじゅうおう)を破り初の王座についた友羽総業覇鬼(ゆうはそうぎょうはき)が初防衛をかけてベテラン牛・しんちゃんの挑戦を受ける。
(平川智之通信員)