渡嘉敷島、うりずんの濃霧に包まれ 沖縄


渡嘉敷島、うりずんの濃霧に包まれ 沖縄 濃霧にすっぽり覆われた渡嘉敷集落=5日、午前6時45分ごろ、村道青年の家線のタジャー橋
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 【渡嘉敷】うりずんの季節を迎えた渡嘉敷島で5日の早朝、南方からの湿った暖かい空気が吹き込んだ影響で、島全体が濃霧にすっぽりと覆われた。

 同島は海に囲まれた標高200メートル級の急斜面や絶壁の山々が南北に連なり、霧の発生しやすい地形。これから梅雨の時期にかけて海上や山岳地帯、集落は霧に覆われる日が多くなる。展望所からは神秘的な霧に包まれた島の光景を楽しめる。

 島では旧暦2~3月は「ニングヮチカジマーイ」(2月の風回り)の季節で、南風が急に北風に変わる日が5月ごろまで続く。

 (米田英明通信員)