伝統継承へ力いっぱい　那覇　こども大綱挽に250人　沖縄

　【那覇】第8回那覇こども大綱挽まつり（同実行委主催）が6日、那覇市東町のサンシャイン通りで開催された。地元の小中学生約250人が東西に分かれ、力いっぱいに勝負し、2勝1敗で西が勝利した。

　同まつりは、那覇大綱挽発祥の地である那覇四町（東、西、若狭、泉崎）の子どもに歴史を伝えることが目的。オープニングは上山や那覇など中学校がダンスを披露。その後、空手や獅子舞なども披露された。天妃や開南、那覇などの小学校5校によるこども旗頭も披露された。

　大綱挽の前に、東は程順則、西は蔡温の支度が登場して参加者を鼓舞した。勝負は東が先勝するものの、西が逆転勝利した。西の綱を先頭で引いた與那原優眞さん（12）は「最高。毎年出ていて、今年も楽しかった」と話した。

　同実行委の会長でサンシャイン通り会の森山紹作会長は「参加した子どもたちが楽しんでくれて何より。那覇の伝統である大綱挽や旗頭を継承してほしい」と喜んだ。

　（嘉陽拓也）