【国頭】音楽ライブを通して国頭村を活性化しようと、第18回おじさん達の学習発表会(国頭フォーク友の会主催)が5日、国頭村観光物産センターで開催された。地域の音楽サークルのメンバーが音響・照明などをすべて担い、村内外のファンら約300人が訪れにぎわい、生演奏を楽しんだ。村内関係者8組19人、27歳から68歳までと幅広い年代が出演し、フォークソングやオリジナル曲などを披露した。観客は拍手を送り、盛り上げた。
39歳の同級生、比嘉菜津子さんと田村梓さんが最初にステージに立った。海が見えるあずま屋で高校時代にいつもギターを練習していた情景について、オリジナル曲でさわやかに披露した。ペルー出身のランジ・オヤカワ・マベルさんは、Kiroro(キロロ)の「未来へ」、赤い鳥の「翼をください」、イルカの「なごり雪」を歌い上げた。あでやかで伸びのある歌声に観客から大きな拍手が送られた。マベルさんは国頭村内の子どもらを対象に英語支援員活動を続けて約6年半になる。
渡口栄純さん(埼玉県在・村桃原出身)と伊禮達真さん(沖縄市在・村奥間出身)は共に66歳で、泉谷しげるの「ライヴ」、吉田拓郎の「リンゴ」、忌野清志郎の「JUMP」を披露。ハーモニカのテクニックや華麗に時に力強いピックさばきで観客を魅了した。友の会の渡口直樹会長(57)は中学の同級生3人と組む「K3」で最後に登場して長渕剛の曲を披露した。フィナーレには「乾杯」を演奏し、出演者全員と観客が一体となって大合唱した。
渡口会長は「発表会が地元に根付き、人が集まってくれるようになってうれしい。また来年会いましょう」と話した。
(新城高仁通信員)