【動画付き】日本一のキッズダンス ヒップホップとブレークダンス基調にテーマは「カンフー」


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優勝した屋良美孝さん(前列右)と津嘉山美友さん(同左)。後列は2人を指導する松崎明美さん(後列右)と大城ひなのさん=17日、沖縄市

 【沖縄】日本一へ、ホップ、ステップ、ダンス―。昨年12月に愛知県で開かれた日本最大級のキッズダンス大会「オールジャパンチャレンジカップ2019」の9歳以下の部門で、沖縄代表の2人組「リルビット」が初優勝した。メンバーは嘉手納小学校4年の屋良美孝(みたか)さん(9)と北谷小4年の津嘉山美友(みゆう)さん(10)。息の合ったダンスで全国を制した2人は「このまま波に乗って、来年も日本一になりたい」とさらなるレベルアップを目指す。

 2人は3歳から沖縄市の「ワッツアップアケミダンススクール」に通い、毎日4時間、ダンスの練習を重ねてきた。4歳でチームを結成、「お互いの踊りの癖も、何を考えているのかも分かる」(屋良さん)という。

 昨年8月の沖縄大会で優勝し、12月14日の全国大会にコマを進めた。9歳以下の部門(U―9)には全国から21チームが出場した。2人のダンステーマは「カンフー」。ヒップホップとブレークダンスを基調に、キックやバク転のような大技を織り交ぜた。ステージ上では、身長130センチほどの2人が躍動した。

 津嘉山さんが「ミスはあったけど全部出し切った」と話すと、屋良さんは「互いを信頼して踊ったら、結果はついてくると思っていた」。審査の結果は、ぶっちぎりの優勝。2人を指導してきた大城ひなのさん(14)=宜野湾中2年=も「よくここまで頑張った」と涙を流して喜んだ。

 この先、12歳以下の部門と15歳以下の部門がある。「リルビット」の師匠、松崎明美さん(29)は「チャレンジを続けて、最強のダンスキッズになってほしい」とエールを送る。2人は「お母さんたちのおかげでダンスができる。感謝の気持ちを忘れずに、もっといいダンスができるようになりたい」と目を輝かせた。
 (真崎裕史)

【動画付き】日本一のキッズダンス ヒップホップとブレークダンス基調にテーマは「カンフー」
https://www.youtube.com/watch?v=VAyyMnnDLYw