(左)農道に現れたつがいのヤンバルクイナ (右)雌のヤンバルクイナの背に飛び乗り、交尾する雄=22日午前、国頭村(又吉康秀撮影)
【国頭】国頭村安波の農道で22日午前、国の天然記念物ヤンバルクイナのつがいとみられる2羽が交尾する様子が確認された。2羽は羽繕いをするなど愛らしい姿を見せた。
柔らかな朝日が注ぐ午前8時半ごろ、草むらからクイナ1羽がひょこっと顔をのぞかせた。羽繕いをしていると、後方からもう1羽が現れ、仲むつまじく寄り添った。
環境省によると、繁殖期は3~7月。この日は求愛行動も見られ、本島北部で一足早い春の訪れを感じさせた。