琉球新報社 
専修学校インターナショナルデザインアカデミー（IDA）の「DESIGN COMP（デザインコンプ）’23」が3～5日、サンエー浦添西海岸パルコシティで開催された。グラフィックデザイン、ファッション、漫画などを学ぶ学生が手がけた作品の展示、販売やライブペイント、ワークショップなどのほか、今年は創立30周年となることから特別展も行われた。昨年に引き続き、会場に来られない人のため、デジタルデザイン科の学生によるライブ配信も実施した。
デザイン専攻科マンガデザインコース1年の仲間理さん（28）は4人のメンバーと一緒に作品を共同制作した。メディアミックスをテーマに、小説原作、キャラクターデザイン、コミカライズ、プロモーションなど役割分担して完成させたパネルやグッズを展示した。「普段は先生や級友だけに見せていた作品を不特定多数の人に評価してもらえるいい機会だ。反応があるとうれしい」と笑顔を見せた。
3日はファッションショーも開催され、学生による華やかな衣装を着たモデルたちがランウェイを歩き観客を魅了した。ショーはパルコシティの駐車場で行われ、レーザー照明やスモークを用いた演出で独自の世界観を表現した。
那覇市から訪れた41歳の男性は「いつも訪れているショッピングモールの駐車場が、ファッションショーの会場になっていて驚いた。学生のアイデアと実行力に感嘆している」と話した。
（普天間伊織）
