沖縄の魅力 海外で発信 芸術文化国際交流 高校生58人派遣


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壮行会で「ふるさと」「てぃんさぐぬ花」を歌う生徒ら=21日、県庁

 文化活動の発展を目的に高校生を海外に派遣する県高校生芸術文化国際交流プログラムの激励壮行会が21日、県庁4階講堂で開かれた。書類審査や実技、面接試験を経て3部門に58人が選ばれた。音楽部門の18人は2016年1月4~10日、オーストリアのウィーン、美術・工芸部門と郷土芸能部門の各20人は1月31日~2月5日までシンガポールに派遣され、技術を磨く。

 美術・工芸部門を代表して那覇西高校2年の大城朋佳さんは「沖縄の代表として沖縄の魅力を伝え、シンガポールの文化も吸収して成長につながるよう頑張ってくる」と決意表明した。
 音楽部門の小禄高校2年の城間彩音さん(17)は「音楽の都ウィーンで学ぶだけでなく、自分の実力を試したい」と目を輝かせた。
 発表会では、バイオリン独奏や合唱などが行われ、研修前に生徒たちは気持ちを一つにした。併せて、美術・工芸部門の生徒が海外に持っていく作品も展示した。