那覇市の泊魚市場で4日午前5時半、初競りが開かれた。仲買人らの威勢の良い掛け声が響き、市場は活気に包まれた。最高値はキハダマグロで、通常の約2倍となる1キロ当たり3500円のご祝儀相場で競り落とされた。高級魚アカジン(和名・スジアラ)は、1キロ当たり3300円の高値がついた。総水揚げ量約35トンのうち、マグロ類が29トンと全体の約8割を占めた。
初競りに先立ち関係者が航海安全、豊漁、商売繁盛などを祈願した。県漁業協同組合連合会の上原亀一会長は「元気ある明るい市場となるよう、威勢よく盛り上げてもらいたい」とあいさつした。
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