柔道全日本男子が来沖 9日まで豊見城で強化合宿


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強化合宿の歓迎セレモニーで花束を手渡される七戸龍(左)=4日、那覇空港

 県内で強化合宿を行う柔道男子の全日本代表候補メンバーが4日、那覇空港に到着した。歓迎式には井上康生監督や100キロ超級の七戸龍(那覇西高―福岡大―九州電力)らが参加した。今年8月に控えたリオ五輪を見据えて、豊見城市民体育館を拠点に9日までトレーニングを行う。

 生まれ故郷で合宿するのは初めてという七戸は「オリンピックイヤーなので気持ちが引き締まる。沖縄合宿をいいスタートにしたい」と表情を引き締めた。期間中は体づくりなどに力を注ぐ予定で、2月のグランドスラムパリ大会に向けて調整する。「(パリ大会は)オリンピックの(代表選手)選考対象なので絶対に優勝する」と拳を握り、「ことしは自分の柔道を出してオリンピックで金メダルを取りたい」と目標を掲げた。
 井上監督は沖縄について、「練習環境も気候も申し分ない」と好印象を受けている様子だった。リオ五輪に向けて、「いいスタートを切ってオリンピックで成功して、皆さんに恩返しをする」と誓った。選手たちを出迎えた県柔道連盟の宮城進会長は、「日本の伝統の柔道は国民の期待も高い。いつも以上に世界で金メダルを取れるはずだ」と活躍を願った。