あられ那覇で29年ぶり 史上最低続々


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
あられが降って凍ったようになる山荘の通路=25日午前8時16分、国頭村の辺野喜山荘

 強い冬型の気圧配置が続いた25日、名護市と久米島町でみぞれ、那覇市であられが観測されるなど、県内各地でみぞれやあられが確認された。那覇であられが観測されるのは29年ぶり。最低気温は国頭村奥で午前0時27分に3・2度、渡嘉敷で同午前0時1分に観測史上最低の3・7度を観測するなど冷え込んだ。那覇では24日夜、99年ぶりに6・1度を観測した。

 沖縄気象台によると26日からは冬型の気圧配置が緩やかになり、次第に暖かくなる見通し。29日には最高気温26度の夏日になると予測している。
 沖縄気象台によると、久米島町謝名堂で24日午後6時25分から25日午前2時54分、名護市宮里で24日午後10時26分から25日午前0時にかけ、断続的にみぞれを観測。那覇市樋川では25日午前1時5分から10分にかけて直径2~3ミリのあられが確認された。そのほか本紙記者が、25日午前に国頭村辺野喜や与那覇岳などであられなどを確認した。
 気象台によると寒さのピークは25日に過ぎ、27日ごろからは最高気温が20度を超える見通し。気象台は「気温差が非常に大きくなる。体調や農作物の管理に注意してほしい」と呼び掛けている。