JTA、22年ぶり新機材 B737-800、全12機更新へ


社会
この記事を書いた人 田盛 良一
JTAが新たに導入したボーイング737-800型機の披露式典

 日本トランスオーシャン航空(JTA、那覇市、丸川潔社長)は2日、新機材のボーイング737―800型機を那覇空港内で関係者に披露した。新機材の導入は1994年6月以来22年ぶり。10日から那覇―福岡と那覇―宮古で運航開始予定。16年度は那覇―石垣、那覇―宮古、那覇―福岡、羽田―宮古に投入する予定。

 ボーイング737―800型機は現在のボーイング737―400型機と比べ、座席数が15~20席増の165席へ拡大するほか、航続距離は36・4%増の約4500キロ、貨物室容量が約10%増の43・2立方メートルとなった。後方の貨物室に加え、前方の貨物室にも自動ベルトのスライディングカーペットを装備し、貨物搭降載作業の効率化につながるという。燃費は約4%ほど向上する見込み。
 JTAは2019年度末までに全12機を順次に新機材へ更新していく予定。
 丸川社長は「沖縄らしいサービスを取り入れており、地元や観光客に満足していただけると確信している。今後も安全運航で沖縄という目的地の価値を上げ、県全体の発展のために全力で尽くしていきたい」とあいさつした。