愛鳥週間 野鳥のさえずりで心癒やして 宮古島市総合博物館


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大野山林から聞こえる鳥のさえずりに耳を澄ますことを呼び掛ける張り紙を貼った親泊宗秀学芸係長=2016年5月6日、宮古島市総合博物館

 【宮古島】野鳥のさえずりで心の「たが」を緩めてみませんか―。渡り鳥が多く飛来する宮古島市の総合博物館では3日から、来場者に野鳥のさえずりに耳を澄ますことを提案する張り紙を敷地内に貼っている。同博物館は市内唯一の森林「大野山林」に隣接しており、敷地内のベンチに腰を下ろすと、アカショウビンやメジロ、サンコウチョウなど、野鳥のさえずりが絶えない。風の音やセミの声も相まった心地よい“森のオーケストラ”が楽しめる。
 4月から博物館に赴任した親泊宗秀学芸係長が出勤時に野鳥のさえずりが多く聞こえることに驚き、張り紙を貼った。「森のさえずり」と題し、「心のたがをゆるめてみませんか」と続く。
 親泊学芸係長は「鳥と森は友だちのような間柄だ。鳥の声や風の音などの『日常会話』を聴いて、心をリラックスさせてほしい」と多くの来場を呼び掛けた。