沖縄地方は4日未明から午前中にかけて、各地で濃霧が観測された。沖縄気象台は八重山地方を除く県内全域に濃霧注意報を発表した。気象台によると、濃霧の原因は「本島の南から温かく湿った空気が流れ込んだ影響」という。
本島地方では北部から南部にかけて各地で濃霧に包まれた朝となった。視界も悪くなり、速度を落として通行する車も多かった。那覇市の国場川や八重瀬町の雄飛川などでは水墨画のような幻想的な光景も見られた。
宮古島地方、久米島地方、大東島地方は午前9時までに同注意報は解除された。本島地方は午前11時半現在、陸上、海上共に濃霧注意報は発令中。気象台は日中の気温上昇に伴い濃霧は解消に向かうとしている。【琉球新報電子版】