沖縄県内各地、霧に包まれる 濃霧注意報も発表


この記事を書いた人 志良堂 仁
濃霧に包まれた那覇市内=4日午前8時、豊見城市のとよみ大橋から(山城博明さん撮影)

 沖縄地方は4日未明から午前中にかけて、各地で濃霧が観測された。沖縄気象台は八重山地方を除く県内全域に濃霧注意報を発表した。気象台によると、濃霧の原因は「本島の南から温かく湿った空気が流れ込んだ影響」という。

 本島地方では北部から南部にかけて各地で濃霧に包まれた朝となった。視界も悪くなり、速度を落として通行する車も多かった。那覇市の国場川や八重瀬町の雄飛川などでは水墨画のような幻想的な光景も見られた。
 宮古島地方、久米島地方、大東島地方は午前9時までに同注意報は解除された。本島地方は午前11時半現在、陸上、海上共に濃霧注意報は発令中。気象台は日中の気温上昇に伴い濃霧は解消に向かうとしている。【琉球新報電子版】

早朝から濃霧におおわれた那覇市内=4日午前7時55分、那覇市垣花町の国道331号(山城博明さん撮影)
海が見えないほどの濃霧で集落全体が包まれた南城市知念字久手堅=4日午前8時ごろ
濃霧に包まれ視界が悪くなったため、ライトを点灯し徐行する自転車=4日午前7時すぎ、南城市知念字具志堅
濃い霧が立ちこめる雄樋川=4日午前8時、八重瀬町長毛
濃霧に包まれた大浦湾で釣りをする男性ら。霧の先には、米軍キャンプ・シュワブがある=4日午前10時ごろ、名護市