今が旬!天然ヒジキの収穫始まる 南城市佐敷の海岸


社会
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生き生きと育ったヒジキを収穫する地元漁協関係者と知念高校の生徒ら=2日午前11時20分ごろ、南城市佐敷の海岸(新里圭蔵撮影)

 天然ヒジキの収穫が2日、沖縄県南城市佐敷の海岸で始まった。例年より成長が遅れたが、幹が太く育ち、大きな物で長さ約1メートルのヒジキもあった。与那原・西原町漁業協同組合(当真聡組合長)の組合員らが、波に揺れるヒジキを手際よく鎌で刈り取った。収穫は6月ごろまで。

 収穫には、知念高校のヨット部員16人も応援に駆け付けた。同校2年の新垣恒さん(16)は「ヨット部の練習でお世話になっている漁港でヒジキ収穫を手伝い、役に立つのはうれしい。(収穫は)大変だけど、やりがいがある」と話し、汗を拭った。同校3年の浦崎志至さん(17)は「今回で5回目の参加。みんなに食べてほしい」と日焼けした顔で話した。

 当真組合長は「近年の収穫量は減少傾向にあるが、県と連携を深めながら収穫量を増やし、与那原自慢のヒジキを県内外の多くの人に味わってほしい」と話した。