社会

沖縄の台所、熱気再び 仮設で公設市場オープン

第一牧志公設市場の仮設市場がオープンし、食材などを買い求める客でにぎわった市場内=1日午前10時半ごろ、那覇市松尾

 第一牧志公設市場の仮設市場が1日、沖縄県那覇市松尾の旧にぎわい広場にオープンした。敷地面積約1970平方メートル、プレハブ構造の2階建てで84店舗が入居する。1日午前、仮設市場前でオープニングセレモニーがあり、入居する事業者や市民らが多数集まり、「沖縄の台所」として親しまれてきた市場の“仮住まい”の門出を祝った。旧市場のにぎわいそのままに開業初日から多くの利用客が集い、熱気であふれた。2022年の新市場開業まで使われる。

 オープンセレモニーでは第一牧志公設市場の粟国智光組合長や城間幹子市長らがテープカットした。城間市長は地元住民だけでなく多くの観光客が訪れることから、新たな観光拠点としての役割に期待し「人情味あふれるマチグヮーの雰囲気はそのまま。多くの方に来てほしい」と利用を呼び掛けた。

 仮設市場は旧市場から北西に約100メートルの旧にぎわい広場に立地している。1階には鮮魚店や精肉店、漬物店やその他食品店が軒を連ね、2階には飲食店が並ぶ。1階で購入した魚や肉を2階の食堂で調理してもらえる「持ち上げ」をこれまで同様に楽しむ光景も見られた。

 浦添市から訪れた胡宮なりえさん(56)は旧市場時代からの常連で、三枚肉としょうが焼き用の豚肉を購入した。「値段も安くて新鮮。調理の仕方も教えてくれる。明るく、衛生的になったのでこのままでもいいのでは」と笑った。公設市場の開業前に創業した老舗の平田漬物店の玉城文也さん(29)は「今日はオープン最初で盛り上がっているが、これをどう維持していくかイベントとかも考えないといけない」と述べ、市場を生かしていく必要性を指摘した。










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