海外参加最多5000人突破 ウチナーンチュ大会


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第5回世界のウチナーンチュ大会に参加するため来県し、空港で大歓迎を受けるブラジル県人会の与那嶺真次会長(中央)=6日午後9時30分ごろ、那覇空港国内線到着ロビー

 12日の前夜祭と13日から4日間にわたって沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に繰り広げられる第5回世界のウチナーンチュ大会に、海外と国内を合わせた県外参加予定者(大会実行委員会への申請数)が過去最多を更新し、6千人に迫ることが6日、分かった。

同日現在、県外参加者の合計は5899人。うち海外からの参加者は5191人と初めて5千人を突破した。
 6日夜には、ブラジルからの第1陣の団体参加者53人が那覇空港に到着。過去最大規模となる大会に向け機運が盛り上がってきた。
 大会実行委事務局によると、県外参加者は連日、数十人増える傾向にあり「大会本番までにはあと100人ほどは増えるのではないか」と話している。最終的には6千人前後に上る見通しだ。前回4回大会の県外参加者は、それまでの過去最多で4937人。
 6日現在、県外参加者のうち国内からの参加者は708人で、前回より164人多い。海外は23カ国2地域(香港、ニューカレドニア)から参加する。国別内訳を見ると、米国が最も多く、2898人(うちハワイ1060人)、次いでブラジルが前回の2・7倍となる1177人。ペルーが前回比30人多い325人、アルゼンチンも115人増えて275人、カナダが32人増の164人と続いている。グアテマラ(2人)、カンボジア(4人)が初参加する。
 ブラジルからの第1陣が到着した那覇空港ロビーには、再会や初対面を楽しみにしていた親類をはじめ、上原良幸県副知事、ミス沖縄ら100人近くが熱烈に歓迎した。感激したブラジルの参加者たちは所々で抱き合って喜びを表し、ロビーは歓声と興奮に包まれた。

英文へ→Record number of more than 5000 people to participate in the 5th Worldwide Uchinanchu Festival