1180人 新年の決意 那覇でかきぞめ席書大会


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児童生徒を中心に1180人が参加した「第23回新春1000人かきぞめ席書大会」=6日、那覇市の県立武道館

 書道文化を継承し、豊かな心を養おうと「第23回新春1000人かきぞめ席書大会」(主催・同実行委、共催・県教育委員会、奥武山公園運営管理事務所、NHK沖縄放送局、琉球新報社)が6日、那覇市の県立武道館で開かれた。

児童生徒を中心に1180人が参加、一筆に思いを込めた。内閣総理大臣賞は徳村利月(りつき)さん=向陽高1年=が受賞した。
 開会式では審査委員長を務める書家の茅原南龍氏が約5メートル四方の紙に大揮毫(きごう)した。生きる力を強くして物事に打ち込む精神を表す「魂(こころ)」としたためた。
 迫力ある筆致で「しんせつ」と書き上げた糸満市立兼城小1年の末吉ルイさん(7)は「2年生になったらもっと練習して賞を取りたい」と意気込んだ。
 丁寧に筆を運んだ同小6年の饒平名一世君(12)は「実力を試せる習字が好き。今年も、今まで通り頑張りたい」と抱負を語った。