タイトル懸け一歩も引かず 第37期棋聖戦第1局沖縄対局


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立会人らが見守る中、初手を打つ張栩棋聖(手前右)と碁盤を見つめる井山裕太本因坊(同左)=17日午前、那覇市泉崎の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ

 第37期棋聖戦の7番勝負第1局沖縄対局(読売新聞社、日本棋院、関西棋院主催、琉球新報社共催)が17日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで打たれた。

4連覇を目指す張栩(ちょうう)棋聖(32)に、史上初の6冠を狙う井山裕太本因坊(23)が挑む。対局は午前9時に始まり、午後4時38分、井山本因坊が54手目を封じて初日を終えた。
 棋聖は囲碁の七大タイトルの一つで、沖縄開催は13年ぶり3度目。第1局は2日間にわたって打たれる。初日は、立ち上がりこそ穏やかだったが、張棋聖の思い切りのいい打ち回しをきっかけに、両者一歩も引かない難解な局面が続いた。
 持ち時間各8時間のうち、張棋聖が2時間45分を消費、井山本坊が4時間45分を消費した。2日目の18日も午前9時から同ホテルで対局が行われる。