陸上の世界マスターズ競技選手権が現地時間17日、スウェーデン・イエーテボリで行われ、M50クラス(50~54歳)の男子400メートルリレーに出場した日本代表(佐藤政志・水口政人・赤堀弘晃・譜久里武)が44秒08の世界新記録を樹立し、優勝した。県勢でアンカーを務めた譜久里(アスリート工房)は「素晴らしいチームメートに恵まれ、最高のバトンパスができた」と喜びを語った。
これまでの世界記録は米国の44秒47。今大会で米国は44秒38をマークしたが、別のグループに出場した日本チームがそれを上回る記録を出した。譜久里は「日本と米国の優勝争いになることは覚悟していた。膝の調子も悪かったが、最後は気にせず走ることができた」と振り返った。「帰ったら沖縄の子どもたちに金メダルを見せたい」と声を弾ませた。
(渡真利優人)