辺野古埋め立ての申請の判断 「年末から年明け」 仲井真知事


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 仲井真弘多知事は12日午前の定例記者会見で、米軍普天間飛行場へのオスプレイ配備に県民が強く反対する中、8月上旬にも12機が追加配備されることについて「われわれの意見を聞かず、よく防衛問題ができるものだ。現場の話に耳に傾けないで決めても物事は前に進まない」と強い不快感を示した。

 オスプレイをめぐり、県が日米間で合意した運用ルールなどに違反すると防衛省に指摘した318件について、返答は「今のところもらっていない」とした上で「私たちなりにちゃんとデータを持ち出しているのでちゃんとした返事がほしい」と述べた。
 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て承認申請の判断時期については「年末から年明けだと今、考えている」と述べた。
 判断は約8~10カ月程度の期間を要するとの認識の上で「6月に修正(補正)したことからすると来年2月が8カ月だ。3月に(申請を)受け付けたとすると8カ月で11月、10カ月で1月になる」と述べ、年末から来年の2月にかけてが判断時期の範囲とした。
【琉球新報電子版】

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