渡り鳥にぎわう 与根「三角池」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
餌を探すクロツラヘラサギ(奥)と、ピンク色の細長い足が特徴のセイタカシギ(手前)=7日午後2時すぎ、豊見城市与根(桑原晶子撮影)

 野鳥の渡りが本格化し、県内各地の水辺がにぎわっている。豊見城市与根の通称・三角池では7日、環境省レッドデータブックで絶滅危惧種に分類されているクロツラヘラサギのほか、セイタカシギ、カモなどが餌をついばんだり、羽を繕う光景が見られた。

 観察を続けている南部自然を守る会の橋本幸三さん(62)によると、10月に三角池へのクロツラヘラサギの飛来を確認した。この日に観察した5羽は、11月上旬に新たに飛来したという。これからさらに飛来は増える。
 橋本さんは、「台風などで池にごみが増えている。無事に鳥たちを迎えるために、きれいな環境をみんなで整えていかなければならない」と話した。
英文へ→Migratory birds at pond at Tomigusuku