身浄め新年へ 糸満市摩文仁・平和祈念像


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新年を前に、沖縄平和祈念像に積もったほこりを拭き取る「浄め」に参加する学生ら=20日、糸満市摩文仁

 【糸満】新年を目前に控え、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂内に鎮座する沖縄平和祈念像のほこりを取り払う「浄(きよ)め」が20日、実施された。

 浄めは毎年2回、慰霊の日の前と年末に行われている。県工芸技術支援センターの研修生と沖縄バスの新人バスガイド、県立芸大の学生など約15人が布を手に取り、ほこりを払った。
 バスガイドの金城彩姫さん(19)は「ガイドをしたことがあるので、お礼の気持ちで取り組んだ。修学旅行生に平和の大切さを伝えていきたい」と話した。
 平和祈念堂では31日午後10時~翌1月1日午前1時まで、年をまたいで戦没者のみ霊を慰める「第36回摩文仁・火と鐘のまつり」を開催する。