正月準備 市場にぎわう きょう大みそか


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年末年始の食材を買い出しする人々で混雑した牧志第一公設市場=30日、那覇市牧志

 大みそかを前にした30日、那覇市の牧志第一公設市場は年末年始の食材を買い込む人々で朝からごった返した。三枚肉やソーキを求める人が詰め掛けた精肉店をはじめ、人気の手打ち沖縄そば店にも行列ができ、押し合いへし合いの活況を呈した。また、場外でも大根や田芋などの野菜類、しめ縄や生花を売る店先で品定めする家族連れの姿があった。

 豊見城市から孫の杏心(あんみ)ちゃん(6)らとともに市場を訪れた赤嶺育さん(75)は、大みそかの年越しそば用のソーキを大きな袋で15人分ほど買い求めた。「結婚した娘や孫たちが皆集まる。来年は健康を一番大事にして、子どもたちの仕事もうまくいくよう、家庭円満で過ごしたい」と笑顔で孫の肩を抱いた。