新生FC琉球 始動 J3元年へ「今からだ」


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J3開幕に向けて意欲を見せる新加入のメンバーら=20日、沖縄市陸上競技場

 FC琉球は20日、沖縄市陸上競技場で会見を行い、2014年シーズンの新体制を発表した。J3元年となることしは「今までじゃない、今からだ」をコンセプトに、前季から続投の薩川了洋監督が指揮を執る。メンバーは26人で、うち16人が新加入の選手となる。

 下地良社長は「昨年は会社の移管や選手の大幅な入れ替えなど、激動の1年だった。これからクラブが10年、100年と続いていけるようにリスタートさせていきたい」と話した。
 薩川監督は「3分の2は選手を入れ替え、ファンから心配する声も上がっているが、一度この道を通らないと上に行けないリーグだと思っている。やるからには優勝を目指したい」と力を込めた。
 新加入の選手は、県出身のMF友利貴一やDF古賀鯨太朗をはじめ、9人が大学新卒と若いチームに仕上がった。友利は「愛する地元沖縄でサッカーができることになり、本当にうれしい」とあいさつ。古賀は「いち早く試合に出てチームに貢献したい」と表情を引き締めた。
 また、財政改革の一環として、ホーム戦年間パスポートやチケットの価格引き上げが発表された。今後は29日に開幕対戦カードが決まり、3月9日に開幕戦となる。