野党、知事に辞任要求 辺野古埋め立て承認撤回求める


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 県議会野党4会派は27日、名護市長選で米軍普天間飛行場の同市辺野古移設に反対する稲嶺進市長が再選されたことを受け、仲井真弘多知事に対し、辺野古埋め立て承認の取り消しと辞任して県民に信を問うことを求めた要請文を県に提出した。

 要請したのは社民護憲、県民ネット、共産党、社大党の4会派。市長選の結果を踏まえて政府に対し、辺野古移設を断念し、普天間基地の閉鎖・撤去を取り組むことなども求めている。
 要請文は社民護憲の仲宗根悟氏が県の親川達男基地防災統括監へ手渡した。
 仲宗根氏は要請前の記者会見で「政府は市民の審判が下されたにもかかわらず、知事から『埋め立て承認を得ている』として工事の入札公告を行い、新基地建設の強行に乗り出している。知事の承認は県民に対する背信行為だ」と批判した。