オスプレイ騒音97・3デシベル 7日、上大謝名


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 在沖米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが7日午前、米軍普天間飛行場周辺で訓練を繰り返し、騒音や振動が響いた。宜野湾市によると、午前10時過ぎから正午過ぎまでの2時間余りで離着陸や通過を20回確認。那覇市や浦添市上空でも何度も目撃された。滑走路に近い上大謝名公民館では午前11時19分に97・3デシベルの騒音が測定され、識者からは訓練激化による人体への悪影響を懸念する声も出ている。

 同区では、車の防犯ブザーが誤作動し警報音が鳴り響いた。同区の20代女性は「米軍機に反応することは何度もある。騒音や振動が人体にも影響しているはずだ」と不安がった。近隣の学校からは、授業への支障を訴える苦情が市に寄せられた。
 上大謝名公民館屋上で騒音を測定した琉球大の渡嘉敷健准教授は「オスプレイに特徴的な低周波音はむかつきなど人体への影響も報告されている」と指摘。「同種の激しい訓練が恒常化すれば、周辺住民への健康被害も招きかねない」と述べた。
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