「てぃーちなー、てぃーちなー」
夢実現への道
豊見城市の障害者就労支援センターちいろばで、ジョブコーチとして働く真栄喜清吾さん(28)=那覇市=は現在、精神保健福祉士の資格取得を目指しています。
仕事をしながらの試験勉強。限られた時間の中で「何から手を付けていいか分からない」と焦っていたとき、上司からアドバイスをもらいました。
「てぃーちなー、てぃーちなー(一つ、一つ)。焦らずにクリアしていけば大丈夫だよ」
この言葉を聞いて気持ちが楽になったといいます。思い返せば就職以来、ずっと「てぃーちなー、てぃーちなー」進んできました。大学では中国語を学び、福祉の世界とは無縁でした。卒業後、縁あって就労支援センターちいろばに就職したものの、右も左も分からない状態。周囲に支えられながら、一つ一つ仕事を覚えました。
今では福祉の仕事を「天職」だと感じています。目の前のことを一生懸命やることが夢を実現する方法だと信じています。(赤嶺玲子)
(随時掲載)
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