読谷、16年ぶり優勝 海銀杯県中学野球


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読谷―安岡 変化球を主体に好投する読谷の知花偉吹=28日、南城市営新開球場(渡慶次哲三撮影)

 軟式野球の第21回沖縄海邦銀行杯争奪中学校大会(主催・県野球連盟、共催・琉球新報社)は28日、南城市営新開球場で準決勝と決勝を行い、読谷が2―0で安岡を抑えて16年ぶり3度目の優勝を果たした。読谷は第31回全日本少年軟式野球大会(8月11~14日、横浜)に派遣される。

◆2連続完封 打線も奮起/読谷、全国大会へ
 読谷は決勝で背番号11の知花偉吹が完封(大会規定で七回まで)。準決勝でもエース比嘉花道が点を与えず、二枚看板でチームを引っ張った。
 安岡との決勝。得意の直球が「走っていなかった」という知花は、変化球主体に打たせて取ることを意識。「(バックの)皆を信じて投げた」。打線は初回に2本の連続安打で先制。三回には犠飛で好機を着実に得点につなげた。初回に左前打を放ち、得点につなげた4番玉城七星は「しっかり打って先制点を取れた」と、役割を果たし胸を張った。
 この大会を最後に異動する徳村一樹コーチのためにも優勝したかったといい、チーム全員でコーチを胴上げした。
 8月には全日本大会がある。エースの比嘉は「一戦一戦を大事に、全国制覇できるよう頑張る」と目標を掲げた。

◆安岡の平識由之主将
 「エラーがあり、守備の連係ができていなかった。夏に向け、その修正を徹底していきたい」

◆安岡の大浜淳一監督
 「初回は浮き足立ってしまったが、後半は守備で自分たちの野球ができた。次につながる試合ができた」