にぎやかに大漁祈願 うるま市平安座サングヮチャー


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ナンザで大漁を祈願して帰ってきた旗頭と一緒に「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声を掛けた島の中学生たち=3日、うるま市与那城の平安座島

 【平安座島=うるま】旧暦3月3日「浜下り」の2日から3日間、うるま市与那城の平安座島で伝統行事「サングヮチャー」が行われている。中日(ナカヌヒー)の3日、海の安全と豊漁、健康を祈願する「トゥダヌイユー」と「ナンザモーイ(ナンザ拝み)」が行われた。

 島の広場「ちょうの浜」で神人(かみんちゅ)の女性たちがタマンをノロにささげる歌を歌い、女性が銛(もり)でタマンを突き刺した。女性が銛で突いた魚「トゥダヌイユー」を担いで踊ると見物客らがカメラのシャッターを切った。
 「大漁豊祝」の旗頭を先頭に、島の中学生らがタマンのみこしを担ぎ、浜まで行進した。ことしは大人の男性だけで沖合約700メートルにある岩の島・ナンザに渡り、松田富雄平安座自治会長らがニライカナイの方向に大漁を祈願した。