大型連休後半が始まった3日、本島地方は晴天に恵まれ、県内各地の行楽地は連休を楽しむ多くの人たちでにぎわった。那覇市のハーリー会場では、出場者と観客らが一体となって楽しみ、沖縄市の沖縄こどもの国は連休を満喫する親子連れであふれていた。
◆那覇ハーリー始まる 熱いレース展開
第40回那覇ハーリー(主催・同実行委員会)が3日、那覇市の那覇港新港ふ頭で始まった。初日の3日は中学生男子、同女子、一般の各部で競漕(きょうそう)が行われた。出場者はそろいのユニホームを着て爬龍船(はりゅうせん)に乗り込み、息の合った櫂(かい)さばきで熱いレースを繰り広げた。
中学生男子の部に出場した神原中3年生の屋比久拓海君(14)は、第6レースで2位になり、「毎日朝練していたので悔しい。来年出場する後輩には優勝してほしい」と話した。
4日は爬龍船の体験乗船、5日は御願バーリー・本バーリーなどが行われる。
◆こどもの国 ゾウと触れ合う
【沖縄】「沖縄こどもの国フェスティバル2014」が3日、沖縄市の沖縄こどもの国で開幕した。多くの家族連れが園内の芝生で弁当を広げ、家族だんらんを楽しんだ。6日まで、ゾウの餌あげ体験や、動物クイズなど多彩なステージイベントが繰り広げられる。
開会式の「動物パレード」は、ヨナグニウマのなびぃを先頭に、動物12匹が飼育員と共に園内を歩いた。ゾウの餌あげ体験をした比屋根月帆(るほ)さん(8)=東風平小3年=は「強く引っ張られて食べられるかと思った。楽しかった」と笑顔だった。