5・15県民大会 雨の中、2100人気勢


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大雨の中、2100人が参加した「平和とくらしを守る県民大会」=18日、宜野湾市立野球場そば(花城太撮影)

 沖縄の日本復帰から42年、第37回5・15平和行進(同実行委、沖縄平和運動センター主催、フォーラム平和・人権・環境協力)最終日の18日、「平和とくらしを守る県民大会」が宜野湾市内で開かれた。

大雨のため、参加者約2100人(主催者発表)は予定の海浜公園屋外劇場から、隣接の市立野球場そばに移動し、時間を短縮して行った。名護市辺野古への新基地建設や集団的自衛権行使に向けた解釈改憲などを進める安倍晋三政権の姿勢に反対し、沖縄から全国各地への運動に広げるよう誓い合った。
 沖縄本島で16日に始まった東、西、南と、それに先だって行われた宮古、八重山の5コースで延べ5370人(主催者発表)が、米軍基地や沖縄戦激戦地など合わせて136・8キロを歩いた。
 実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「全国の仲間が安倍政権の戦争政策に決して屈しない決意を沖縄で固めた。それぞれの場所に思いを持ち帰ってほしい」と呼び掛けた。
 最後に「戦争への道を踏み出そうとする政府の戦争策動、憲法改悪に反対し、世界平和のために闘い抜く」などとする大会宣言が読み上げられ、参加者はガンバロー三唱で気勢を上げた。
英文へ→About 2,100 people take part in 5.15 peace rally despite the rain