アルビノのニシキヘビ産卵 おきなわワールド、11年ぶり


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とぐろを巻いて産卵するビルマニシキヘビの「なんと」ちゃん=22日午後7時ごろ、南城市玉城前川のおきなわワールド内ハブ博物公園

 【南城】おきなわワールド内のハブ博物公園で22日、アルビノ(先天的なメラニン欠乏)のビルマニシキヘビの「なんと」ちゃんが産卵した。同公園でアルビノのビルマニシキヘビが繁殖するのは11年ぶり2回目。

同公園によると、通常個体の繁殖例は国内で数例あるがアルビノの繁殖例はほとんどないという。卵は23日から一般公開される。
 22日午後1時50分ごろ、「なんと」ちゃんが2個目の卵を産んでいるところをハブ博物公園課の伊勢田泰義課長が発見。産卵は夜まで続き、20個以上が生まれる見込み。約2カ月後にふ化する。
 ビルマニシキヘビはインドや東南アジアなどに分布するヘビ。「なんと」ちゃんは体長は約3メートルで体重は13~15キログラム。
 伊勢田課長はヘビの赤ちゃんについて「アルビノが生まれる可能性はあるが、ふ化しないと分からない」と話した。