クロツラヘラサギ「沖縄がいいな」 豊見城三角地に5羽


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コサギと共に餌を探すクロツラヘラサギ。くちばしから目にかけて黒いのが特徴=9日午前、豊見城市与根の通称「三角池」

 クロツラヘラサギが9日、豊見城市与根の通称「三角池」で5羽確認された。沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると「3~5月上旬に北の繁殖地に渡るのが一般的だが、若い個体は渡らない場合もある。5羽は繁殖しない若い個体とみられる」という。

 環境省レッドデータブックの絶滅危惧種に指定される希少な鳥で、この日はコサギと共に水面にくちばしを入れながら餌を探していた。
 山城会長は「沖縄にとどまるのは、環境が良いということ。人が釣り糸やごみを捨てず、過ごしやすい環境をつくってほしい」と呼び掛けた。

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