新たに54人の名 平和の礎で作業


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追加刻銘者の名が刻まれた石板を取り付ける作業員たち=17日、糸満市摩文仁の平和の礎

 【糸満】主に沖縄戦で亡くなった戦没者の名前を刻んだ糸満市摩文仁の「平和の礎」で17日午前、2014年度に追加刻銘が確定した54人(県内38人、県外16人)の名前を刻んだ石板の取り付け作業が行われた。強い日差しの下、作業員が新しい石板を傷つけないよう、慎重に設置した。本年度の追加刻銘で、総刻銘者数は24万1281人となった。

 県内出身者の刻銘は、太平洋戦争中にテニアンやサイパンなど旧南洋群島で亡くなった12人、2012年度と13年度に死去した原爆被爆者10人が含まれる。
 県外は、戦艦大和など沖縄に向かう船に乗った日本兵や神風特攻隊の戦没者も含む。外国人の追加刻銘者はいなかった。