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インドネシアで開催された自転車ロードレースの「ツール・ド・シンカラ2014」に日本代表として出場した内間康平(北中城高出、ブリヂストンアンカー)が20日、那覇市天久の琉球新報社を訪れて大会を振り返った。
第1ステージと第6ステージを制した内間は、「沖縄で練習した成果が出せた」と達成感をにじませた。
大会では日本代表チームのエースナンバーを背負い、キャプテンとしてメンバーを引っ張った。「大学でもまとめ役をやったことがあるので、いつもと変わらず緊張することはなかった」と振り返る。レース中はほかの選手のアシスト役を任されたが、「トップを狙える場面ではチャンスを与えてもらった」と優勝争いにも積極的に絡んでいった。
大会前には本島北部でトレーニングを重ねて、「きつい上りやフラットな場所などがあって、いい練習環境だった」と語る。さらには「暑さへの免疫もつけることができた」と言い、高温のインドネシアで力を発揮するために万全の準備を整えた。
第1ステージ、第6ステージはともに独走でゴールを駆け抜けた。「独走で優勝する選手の姿をテレビで見たことがあって、いつかは自分もやりたかった」と白い歯をのぞかせる。今大会は1勝を目標に掲げていたが、結果として2勝をつかんだことは自信にもなった。「今まで勝てる力があるのに勝てないと言われて悔しかった。今大会で自分の力が通用すると確認できた」。
29日には岩手県で行われる全日本選手権にブリヂストンアンカーで出場する。全日本でもアシスト役を担う予定だが、「自分の結果も残せるように頑張りたい」と強い決意を示した。