6氏、受賞に喜び 山之口貘賞・新報児童文学賞を贈呈


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(前列右から)第37回山之口貘賞のかわかみまさとさん、米須盛祐さん、第26回琉球新報児童文学賞短編児童小説部門の野原誠喜さん、創作昔ばなし部門のあらかきいそこさん。(後列右から)創作昔ばなし部門佳作の下地春義さんの代理・下地美華さん、短編児童小説部門佳作の比嘉あや子さん

 琉球新報社主催の第37回山之口貘賞と第26回琉球新報児童文学賞の贈呈式が25日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで行われた。
 山之口貘賞は、かわかみまさと(本名・川上正人)さん(61)=東京都=の詩集「与那覇湾-ふたたびの海よ-」、米須盛祐さん(77)=那覇市=の詩集「ウナザーレーィ」に贈られた。

児童文学賞は短編児童小説部門で野原誠喜さん(28)=東京都=の「ジャーじいさんと船の家」、創作昔ばなし部門はあらかきいそこ(本名・新垣勤子)さん(43)=名護市=の「セミの組踊」が選ばれた。佳作は短編児童小説部門で比嘉あや子さん(42)=与那国町=の「黒い龍の物語」、創作昔ばなし部門で下地春義さん(88)=沖縄市=の「二つの玉手箱」だった。
 贈呈式で、富田詢一琉球新報社長から6人に賞状、副賞が贈られた。山之口貘賞選考委員の天沢退二郎氏(詩人)と与那覇幹夫氏(詩人)、児童文学賞選考委員の新垣任紀氏(沖縄県子どもの本研究会顧問)が選考経過を報告した。