春狙う60チーム 県秋季高校野球 来月6日開幕


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緊張の面持ちでくじを引く各校の主将=29日、沖縄市の県立総合教育センター

 9月6日に開幕する第64回県高校野球秋季大会の組み合わせ抽選会が29日、沖縄市の県立総合教育センターであり、1回戦28試合の対戦カードなどが決まった。上位2校には、来春の選抜大会出場への参考資料となる九州地区大会(10月25~30日・福岡県)の出場権が与えられる。

 大会には、中部農林と南部農林の合同チームを含む60校が参加。辺土名と伊良部は部員不足のため出場を見合わせた。県新人中央大会覇者で第1シードの沖縄尚学をはじめ、同大会2~4位の第2シード・嘉手納、第3シード・前原、第4シード・那覇は2回戦からの登場。選手宣誓は名護の比嘉勇麻主将が務める。
 ことしの甲子園で春夏連続の8強入りを果たし、5季連続の甲子園出場が注目される沖尚の中村将己主将は「前チームと比べて小柄だけど、1点を大切に守るという自分たちの野球をする。もう一度甲子園の舞台に戻りたい」と意気込んだ。嘉手納の上地泰雅主将は「新人大会で課題だった守備での声掛けを徹底していきたい」と力を込めた。
 大会は沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、コザしんきんスタジアム、嘉手納町野球場、宜野湾市立野球場を使用。開会式は6日午前9時、決勝は10月5日午後1時から、いずれも沖縄セルラースタジアム那覇で行う。