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多良間の「八月踊り」 豊年願い芸能奉納

組踊「忠臣仲宗根豊見親組」で与那国島の鬼虎らを踊りで魅了する美人姉妹=1日、多良間村仲筋の土原御願所

 【多良間】国の重要無形民俗文化財に指定されている多良間村の豊年祭「八月踊り」が旧暦8月8日の1日、始まった。初日は同村仲筋の土原(ンタバル)御願所で組踊「忠臣仲宗根豊見親組(ちゅうしんなかそねとぅゆみゃくみ)」など26演目が奉納された。

県内外から多くの観光客が訪れ、脈々と受け継がれてきた民俗芸能の数々を堪能した。3日まで。
 「忠臣―」は16世紀に宮古を治めた仲宗根豊見親が、尚真王の命を受け与那国島の鬼虎を討伐する物語。多良間でのみ演じられている。
 美人姉妹のオーガマを演じた垣花歩実さん(14)は「美人姉妹を3年やってきたが、緊張した。でもこれまでで一番いい踊りが見せられたと思う」と話す。来年は進学のため島を離れる予定だ。「無形文化財に出演する重みをかみしめ、継承していってほしい」と期待を込めた。