「微妙に考え違う」 仲井真知事、「辺野古中止」賛成の公明に


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記者会見で質問に答える仲井真弘多知事=5日午前、県庁

 仲井真弘多知事は5日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底ボーリング調査に抗議し、移設計画の中止を求める県議会の意見書に県政与党の公明党が賛成したことについて「(公明党は)微妙に違う考えを持っていた」と述べた上で、意見書の可決については「私があれこれ申し上げるものではない」と評価を避けた。

 その上で11月の知事選に向けた公明党との選挙協力で、同党県本から断られたとの一部報道に対しては「申し上げる時期ではない。あいさつはしたが、一緒に行動するのか、しないのかといった話はしていない」と述べるにとどめた。
 5日に米軍嘉手納基地で発生したハリアー攻撃機からの出火事故については「軍からは事故原因の公表がされにくい。原因がはっきりしない時に再開してしまう」と述べ、これまでの米軍の事故対応に不満を示し、原因の公表と対策を強く求める考えを示した。
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