シュワブで照明弾訓練 80デシベル超89回


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 【名護】名護市の米軍キャンプ・シュワブ内で11日、照明弾を使用した実弾射撃訓練が行われた。市や目撃した住民によると、実弾射撃訓練では午後2時から同7時半ごろまで、断続的に照明弾が上がったという。

 市によると、照明弾を使用した実弾射撃訓練はまれ。騒音は久志区の測定器で午後3時39分に最大95・9デシベル、夜間でも午後7時10分に95・2デシベルを記録した。80デシベル以上の音は89回に上った。住民から苦情を受けた市は12日、沖縄防衛局に騒音の軽減を申し入れた。
 照明弾の訓練を目撃した久志区の森山憲一さん(72)によると、照明弾が連続して打ち上げられた15~20分の間、発射音が集中的に聞こえたという。森山さんは「着弾地に照明弾を上げて撃ち込む訓練は珍しい。騒音もかなり響いてうるさかった」と語った。