雲間輝く赤銅の月 皆既月食3年ぶり


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ゆいレールの後方で神秘的な光を放つ皆既月食の月=8日午後7時36分、那覇市内

 月が地球の影にすっぽり入ってしまう皆既月食が8日夜、各地で観測された。月食は太陽と月の間に地球が入り、その位置が一直線に並んだときに起こる現象。地球の大気で屈折した太陽光中の赤い光が月面を照らし、赤銅色に暗く輝いて見える。

皆既月食が確認されたのは2011年12月10日以来、約3年ぶり。次回は15年4月4日に観測される見込み。
 月が欠け始めたとされる午後6時15分ごろ、沖縄地方は雲で覆われていた。那覇市では午後7時30分ごろから、雲の切れ間に皆既月食の月が見え始めた。雲が多く観測しにくい状況であったが、月はぼんやりと赤い光を放ち、神秘的な雰囲気となった。
英文へ→Reddish-brown moon appears in clouds during total eclipse