冊封儀式、厳かに再現 首里城祭


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冊封儀式で中国皇帝から贈られた詔書と勅書を受け取る琉球国王=1日、那覇市の首里城公園

 国王が即位する琉球王国最大の儀式「冊封儀式」が1日、那覇市の首里城正殿の御庭(うなー)で再現された。厳かな雰囲気の中、冊封使が琉球国王を任命する様子が演じられた。10月31日に開幕した首里城祭(同実行委主催)の関連行事。

 中国皇帝から派遣された使節団が守礼門をくぐって御庭に向かう「冊封使行列」に続き、第二尚氏15代王・尚温の冊封儀式が執り行われた。冊封使が詔書(しょうしょ)や勅書(ちょくしょ)を読み上げる場面などが、琉球音楽や中国音楽の演奏とともに再現された。
 横浜市から訪れた高山敬三さん(73)は「とても厳かな雰囲気だった。めったに見られないものを見られて感激した」と話した。2日は午後0時半から那覇市の国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われる。