クロツラヘラサギ4羽飛来 豊見城「三角池」


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ヘラサギ(右)とともに、飛来が確認されたクロツラヘラサギ=10日正午、豊見城市与根の通称「三角池」(金良孝矢撮影)

 野鳥の渡りシーズンが到来し、県内各地の水辺がにぎわい始めている。豊見城市与根の通称「三角池」では10日、環境省レッドデータブックの絶滅危惧種に指定されるクロツラヘラサギ4羽と、例年1~2羽で飛来するヘラサギが5羽確認された。

 クロツラヘラサギは、北に渡らず沖縄で夏を過ごした7羽と合わせ11羽がおり、沖縄野鳥の会の山城正邦会長によると「これからもっと(数が)増える」という。ヘラサギの飛来について山城会長は「5羽が飛来するのは珍しい」と話した。
 ヘラサギとクロツラヘラサギはよく似ているが、クロツラヘラサギはくちばしから目まで黒くなっているのが特徴だ。