知事が離任会見 埋め立て承認「誤りでない」


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 仲井真弘多知事は9日午前、県庁で退任会見に臨んだ。普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、自身が埋め立て承認したことについて批判が強いことを問われ「誤っていない。法上の処理、法令にのっとった処理だ」と述べた。

 県庁にはこの日も、抗議する市民らが大勢詰め掛けた。仲井真知事は「大勢で公共の建物の中で仕事の邪魔をし、というのは不謹慎だ。大の大人だと思うので、もっと抑制をきかせないと。数でもって何かしようとやってはいけないことだ。残念だ」と批判した。
 県庁1階県民ホールには抗議する市民らが詰め掛けた。同ホールで実施予定だった離任式は場所を6階の知事応接室に変更し、実施された。
【琉球新報電子版】

県知事離任の会見で報道陣の質問に答える仲井真弘多氏=9日午前10時10分ごろ、県庁
抗議する住民が集まり、厳戒態勢の中、県庁へ登庁する仲井真弘多知事=9日午前9時1分、県庁正面玄関