年の瀬忙しく 福袋詰め 年越し沖縄そば作り


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◆おいしさ届けたい 年越しそば生産ピーク
 ことしも残りわずかとなった29日、県内の沖縄そばの製麺所では、大みそかに向けた年越しそばの生産がピークを迎えている。各製麺所では、従業員を増やしたり、操業時間を延ばしたりして、出荷作業に精を出していた。

 宜野湾市野嵩のふてんま製麺(伊波興健社長)では通常1日で約2500食の生産量だが、29と30の両日は約3万食を生産する。伊波社長は「沖縄そばで、家族みんなで年越しそばを楽しんでほしい」と笑顔で話した。

◆袋いっぱい福を詰め デパート、スーパー準備奔走
 県内のデパートや大型スーパーでは、新年の初商いで店頭に並ぶ「福袋」の販売に向けて、袋詰めの作業など準備に追われている。
 1月2日午前9時半から初商いをするデパートリウボウでは29日、従業員がコートなど衣類を福袋に詰めた。額が違う福袋450個を用意。大型テレビなどが当たる「ラッキー賞お引換券」も入っている。
 1日午前7時から初商いをするイオン琉球では、県内イオン5店舗で専門店を含め約3万個の福袋を販売する予定。ことし流行した「妖怪ウォッチ」などの商品が入った福袋なども準備している。
 サンエーは1日午前9時から初売りをする。県内9店舗で約1万2千個用意される。衣類や家電の福袋だけでなく、人気のお年玉付き商品券も発売する。

大みそかを前に、年越しそば用の沖縄そばの生産に精を出す従業員ら=29日、宜野湾市野嵩のふてんま製麺
福袋に商品を詰め込む従業員ら=29日、那覇市のデパートリウボウ