<未来に伝える沖縄戦>対馬丸撃沈で兄失う 安次富長文さん(77)〈2〉


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 那覇市高橋町(現・泊)出身で、現在、同市若狭に住む安次富長文さん(77)は戦時中、兄長晃さんと共に学童疎開船対馬丸に乗船する予定でしたが、前日に風邪をひき、船に乗ることができず、九死に一生を得ました。対馬丸に乗船した長晃さんは船と共に沈んでしまいました。その後、安次富さんは家族と共に、現在の熊本県八代市郡築と宇城市松橋町に疎開し、戦後は「闇市」で農作物を売るなどして生計を立てました。そんな安次富さんの体験を安岡中学校2年の藤原茉帆さん(14)と宮城佑香さん(13)が聞きました。

※続きは1月10日付紙面をご覧ください。