地域

40年悲願、伊良部大橋開通 発展誓い渡り初め

<40年悲願>伊良部大橋が開通し、地元の親子3代を先頭に渡り初めをする関係者ら=31日午後1時50分ごろ、宮古島市の伊良部大橋(諸見里真利撮影)

 【宮古島】宮古島と伊良部島を結び、通行無料の橋としては国内最長となる伊良部大橋が31日、開通した。県主催の式典には政府や行政、建設に関わった業者ら約千人が出席した。旧伊良部村による初の要請から約40年を経た「夢の架橋」の実現を喜んだ。

 伊良部高校体育館で開かれた開通式典で翁長雄志知事は「教育、医療、福祉などの生活環境の向上につながり、地域の産業基盤の整備や観光資源の開発を支援するなど、宮古圏域の振興に大きく寄与すると確信する」とあいさつ。
 内閣府の松本洋平政務官は「伊良部島と宮古島が結ばれたことは誠に喜ばしい」と祝辞を述べた。
 下地敏彦市長は「離島苦の解消はもちろん、観光や農業の振興によって島の活性化が図られる」と開通効果に期待を込めた。
 式典に先立ち午後1時半ごろ、関係者が宮古島側の橋のたもとでテープカットをし、両岸に住む3家族の夫婦3世代を先頭に渡り初めを行った。
 参加した伊良部前里添出身の長濱宏弥さん(34)は「渡り初めができて大変うれしい。島の伝統を大切にしながら、発展してほしい」と強調した。一般の車は午後4時、パトカーや白バイに先導され通行を始めた。
 伊良部架橋は旧伊良部村の故川満昭吉元村長が1974年に初めて国に要請した。県によると伊良部大橋は県内21番目に完成した離島架橋。全長4310メートルで、本橋部3540メートル、海中道路部600メートル、取付橋りょう170メートル。