個性光る40人の作品 神奈川の障がい者が展示会


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作品「ハブとマングース」に色を塗る清水壮一郎さん=8日、那覇市松尾のチャハット・ナハ

 神奈川県の福祉施設「Studio COOCA(スタジオ・クーカ)」の利用者の作品展が那覇市松尾の雑貨店「チャハット・ナハ」とレストラン「浮島ガーデン」で開かれている。絵画や熊手など利用者約40人の個性あふれる作品を展示している。17日まで。

 クーカは知的障がい者や精神障がい者が得意なことで仕事を得たり、活躍したりすることを目指して活動している。神奈川県内外で展示会を開催しており、沖縄は4回目。
 7、8の両日、チャハット―では利用者の清水壮一郎さん(40)が描いた下絵に来場者が色を塗る企画「ぼく、やってみた!」が行われ、来場者との共同作品「ハブとマングース」が完成した。
 段ボールなどを使って「招福熊手」を作る伊藤太郎さん(25)は8日、浮島ガーデンで「商売繁盛、家内安全―」などと作品を説明しながら、来場者に購入を勧めていた。各店舗に展示されている作品は購入できる。
 事業所職員の三堀泰寛さん(39)は「絵を一緒に描いたり、商品説明の口上を聞いたりすることでを通して、2人の魅力を知ってもらえたと思う」と語った。